アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「まっさかぁ~。
人の大事なものを壊そうなんて思わないよ。
まぁ、清家くんに怒ってたのは本当だけど」


藍ちゃんは、ぺろっと舌を出して、かわいく笑った。


「だって、さ。
そこまでしないと、美桜、本音を言いそうになかったし」


「……え?」


「あたしと清家くん。
どっちをとるか……とか。
清家くんの大切なペンダントを壊しちゃうぞ~とか。
そんな風に二択を迫らないと、美桜、清家くんのところに行かなかったでしょ?」


「そ、それは……」


「だから、ペンダントは口実。
美桜を清家くんのところに行かせるための」


「……っ」
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