アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
甘きゅんラブ
タクシーの中。
あたしと瑞貴サマ、それぞれがそれぞれにアポをとる。
うん、本当は。
急に行って、当たってくだけろだ!とも思ったけど。
あたしほど無鉄砲ではないらしい瑞貴サマが、きちんと電話をしていたから、あたしもそれの真似をした。
でも、あたしはラインでピッピッピッ。
“あのね。
今から会いたいの。
柊真の家まで行っていい?”
……なんて。
テンションが上がりまくってるとしか、考えられない。