アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
爪先立ちして、お人形さんのような陽ちゃんの顔に自分の顔を近づけた。


どうだ!
まいったか!
圧倒されて、動けないだろう!
これが、年上の女の色気だ!


あっはっは―っ。


笑い出したい気持ちを抑えて、キスでもしそうな勢いで、甘い瞳を陽ちゃんに向けたら――…


「あーあ。
やっぱり、素直じゃないね」


そんな言葉と共に――…


「キスくらい。
いくらでもしてあげるのに」


――陽ちゃんのキスが降ってきた。
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