♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「貧血かしらね…
しばらく保健室で休んでたら?」
救護テントで、忙しそうに怪我人の手当てをしている保健の先生。
血相を変えて駆け込んだあたしたちを見ても、落ち着いた対応だ。
「その暑苦しい服脱いだら…?
あと水分補給もしっかりね」
「はい…」
萌を抱えた瀬戸内と一緒に保健室へ向かう。
グラウンドから少し離れた保健室は、かなり静かだ。
あたしたち以外には誰もいない。
「俺、白川さんの荷物取ってくるわ…
牧村はその学ランなんとかして」
ベッドに萌の体を横にすると、瀬戸内は廊下へ出ていく。
「わかった…」
あたしはベッドの周りのカーテンを閉めて、きっちりとめられた萌の学ランのボタンを外した。
しばらく保健室で休んでたら?」
救護テントで、忙しそうに怪我人の手当てをしている保健の先生。
血相を変えて駆け込んだあたしたちを見ても、落ち着いた対応だ。
「その暑苦しい服脱いだら…?
あと水分補給もしっかりね」
「はい…」
萌を抱えた瀬戸内と一緒に保健室へ向かう。
グラウンドから少し離れた保健室は、かなり静かだ。
あたしたち以外には誰もいない。
「俺、白川さんの荷物取ってくるわ…
牧村はその学ランなんとかして」
ベッドに萌の体を横にすると、瀬戸内は廊下へ出ていく。
「わかった…」
あたしはベッドの周りのカーテンを閉めて、きっちりとめられた萌の学ランのボタンを外した。