♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「あんなやつ、どうでもいいに決まってるじゃん!」

やっと我に返ったあたし。

萌に向かって、はっきり言った。



「そっか…よかった」

あたしから目をそらしてうつむく萌。

「瀬戸内くんと美月、お似合いに見えたから」



「んなバカな!
あいつとあたしが付き合うとか絶対ないし」

大きな声で即否定するあたし。

萌は焦ってるあたしに、その大きな瞳を向けた。
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