♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「これ…瀬戸内くんにあげるね」
可愛らしい包みを、両手で瀬戸内の机に置く萌。
「いいの…?ありがとう」
笑顔であっさり受け取る瀬戸内。
あたしは、いつまでここに立ってればいいんだ…?
立ち去るタイミングがわかんないけど、クッキーを食べ終わったらやることもない。
なんとなく自分の髪をなでてみるあたし。
「瀬戸内くん、よかったらお昼一緒に食べてもいい?」
「うん…いいよ」
瀬戸内は、萌が相手だと素直に返事するらしい。
あたしが喧嘩腰だからイケないのか…?
「美月も一緒に…」
無言で隣に立っているあたしをのぞきこむ萌。
「あたしはいいよ…
二人で行ってきたら?」
やっと立ち去るタイミングを見つけた。
不安そうな視線を送る萌に、笑顔で手を振るあたし。
教室から一歩外に出ると、大きくため息をついた。
可愛らしい包みを、両手で瀬戸内の机に置く萌。
「いいの…?ありがとう」
笑顔であっさり受け取る瀬戸内。
あたしは、いつまでここに立ってればいいんだ…?
立ち去るタイミングがわかんないけど、クッキーを食べ終わったらやることもない。
なんとなく自分の髪をなでてみるあたし。
「瀬戸内くん、よかったらお昼一緒に食べてもいい?」
「うん…いいよ」
瀬戸内は、萌が相手だと素直に返事するらしい。
あたしが喧嘩腰だからイケないのか…?
「美月も一緒に…」
無言で隣に立っているあたしをのぞきこむ萌。
「あたしはいいよ…
二人で行ってきたら?」
やっと立ち去るタイミングを見つけた。
不安そうな視線を送る萌に、笑顔で手を振るあたし。
教室から一歩外に出ると、大きくため息をついた。