♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「やっ…」
ぎりぎり唇は守った。
彩木の唇が、あたしの頬に触れる。
顔を上げて、キッと彩木をにらみつけるあたし。
「ふざけんな!」
立ち上がると同時に、彩木の頬に右手を振りおろす。
パチーンと自分でもビックリするくらい大きな音が響いた。
「あたしのファーストキスは、あんたのためにあるんじゃない」
観覧車が大きく揺れる。
あたしは窓枠につかまって、バランスをとった。
ぎりぎり唇は守った。
彩木の唇が、あたしの頬に触れる。
顔を上げて、キッと彩木をにらみつけるあたし。
「ふざけんな!」
立ち上がると同時に、彩木の頬に右手を振りおろす。
パチーンと自分でもビックリするくらい大きな音が響いた。
「あたしのファーストキスは、あんたのためにあるんじゃない」
観覧車が大きく揺れる。
あたしは窓枠につかまって、バランスをとった。