♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
瀬戸内が顔を上げて、至近距離であたしを見下ろす。
さっきよりも顔が近い…
体をねじって瀬戸内から離れようとするあたし。
「おい、無視するな」
おじさんの声もすっかり上の空。
「…触んないでよ」
小声で必死に訴えるあたし。
「しっ…」とささやく声に、瀬戸内のほうを向いた瞬間…
あたし唇に、柔らかいものが触れた。
今の…不慮の事故?
自分の唇に残る感触に固まるあたし。
あたし、瀬戸内と…
逃げることもできず、瀬戸内を見上げる。
「んっ…」
今度は、はっきりわかる。
何か言おうとしたあたしの唇は、瀬戸内に無理矢理ふさがれた。
さっきよりも顔が近い…
体をねじって瀬戸内から離れようとするあたし。
「おい、無視するな」
おじさんの声もすっかり上の空。
「…触んないでよ」
小声で必死に訴えるあたし。
「しっ…」とささやく声に、瀬戸内のほうを向いた瞬間…
あたし唇に、柔らかいものが触れた。
今の…不慮の事故?
自分の唇に残る感触に固まるあたし。
あたし、瀬戸内と…
逃げることもできず、瀬戸内を見上げる。
「んっ…」
今度は、はっきりわかる。
何か言おうとしたあたしの唇は、瀬戸内に無理矢理ふさがれた。