♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
第四章 告白
あたしの声に、『コクれ』コールが止まる。
あたしはマイクを握ったまま、ステージの階段を降りる。
静まりかえった体育館で、みんなの視線が一点に集中していた。
あたしは、生徒の群れをかき分けて歩く。
みんなが道を開けて、あたしたちを取りかこむ。
あいつの前で、ピタリと止まるあたし。
もうマイクはいらない。
あたしはマイクを降ろして、あいつと向き合う。
「あたしは…
あんたのことが、好きだ」
あたしはマイクを握ったまま、ステージの階段を降りる。
静まりかえった体育館で、みんなの視線が一点に集中していた。
あたしは、生徒の群れをかき分けて歩く。
みんなが道を開けて、あたしたちを取りかこむ。
あいつの前で、ピタリと止まるあたし。
もうマイクはいらない。
あたしはマイクを降ろして、あいつと向き合う。
「あたしは…
あんたのことが、好きだ」