♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「おまたせ~」
しんとした部屋に、勢いよくドアの開く音が響く。
後ろに従えた男子二人を誘導する愛菜。
「…さ、彩木?」
あたしのリアクションに、お菓子を抱えたまま微笑む彩木。
続いて、瀬戸内も部屋に入る。
目が合ったような気もしたけど、あたしからそらしてしまった。
「うん、瀬戸内と彩木仲いいじゃん。男子一人じゃ気まずいかなぁと思って…」
「マジで?」
「なんかマズかった?」
男子から受け取ったお菓子を、テーブルにドカッと置く愛菜。
「いや、別に…」
愛菜は、何も知らないんだ。
あたしたちの微妙な空気に気づかず、上機嫌でお菓子を並べている。
しんとした部屋に、勢いよくドアの開く音が響く。
後ろに従えた男子二人を誘導する愛菜。
「…さ、彩木?」
あたしのリアクションに、お菓子を抱えたまま微笑む彩木。
続いて、瀬戸内も部屋に入る。
目が合ったような気もしたけど、あたしからそらしてしまった。
「うん、瀬戸内と彩木仲いいじゃん。男子一人じゃ気まずいかなぁと思って…」
「マジで?」
「なんかマズかった?」
男子から受け取ったお菓子を、テーブルにドカッと置く愛菜。
「いや、別に…」
愛菜は、何も知らないんだ。
あたしたちの微妙な空気に気づかず、上機嫌でお菓子を並べている。