♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「いやぁ、息ぴったりだね。
明後日のオリエンテーション楽しみだなぁ」
原口先生はハッハッハと笑い声を上げながら、職員室へ戻っていく。
なんで、こいつと『息ぴったり』って言われなきゃいけないの…
不満と怒りを込めて、あいつを見上げる。
「よろしくね、牧村さん」
あたしの気持ちが伝わらないのか、あいつの口元が微かに笑った。
「こちらこそ…」
全く好意を込めずに、棒読みで言うあたし。
今度は、こっちから目をそらしてやった。
先生の前だけ、優等生ヅラしやがって…
あんたと仲良くする気なんか、カケラもないんだから。
明後日のオリエンテーション楽しみだなぁ」
原口先生はハッハッハと笑い声を上げながら、職員室へ戻っていく。
なんで、こいつと『息ぴったり』って言われなきゃいけないの…
不満と怒りを込めて、あいつを見上げる。
「よろしくね、牧村さん」
あたしの気持ちが伝わらないのか、あいつの口元が微かに笑った。
「こちらこそ…」
全く好意を込めずに、棒読みで言うあたし。
今度は、こっちから目をそらしてやった。
先生の前だけ、優等生ヅラしやがって…
あんたと仲良くする気なんか、カケラもないんだから。