♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「愛菜に言ってなくて、ごめんね。
あたしがお願いしたの」

二段ベッドの下の段に座る萌。



「萌、なんか可愛い下着ない?」

「もう、ほとんど盗まれちゃって…
これだけしかないの」

萌がのぞきこんだタンスの引き出しは、かなりスカスカだ。



「しょうがないなぁ…」

あたしはポケットから、勝負下着を取り出す。

一番のお気に入り、
綿100%ピンクの苺ちゃんだ。

それに細いヒモを結んだ。



「どうすんの、それ…?」
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