♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「まぁ、見てて」

その下着をベランダに干す。

下着から伸びるヒモを自分の左手に結びつけた。



「こうすれば、大丈夫でしょ!泥棒が来ても、すぐわかるし」

「そういうの、張り込み捜査じゃなくて…
おとり捜査って言うんじゃないの?」

「別に…どっちでもいいじゃん」

愛菜の冷めたツッコミをかわしつつ、ベランダから部屋へ戻るあたし。
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