♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
こういう時にかぎって、予備のシン持ってないし…
筆箱の中をガサガサあさるあたし。
やっぱり見つからない。
あたしは、自分の席から立ち上がった。
窓際で話している愛菜と萌のほうへ歩いていく。
「ごめん、シャーペンのシン持ってない…?」
「ん…?あたし、持ってるよ」
愛菜が筆箱からシンを一本取り出す。
「ありがとう…今度返すわ」
「いいよ…そんぐらい。もらっといて」
気前よく、シンを渡してくれる愛菜。
この二人だけは、
あたしの味方だって信じたい。
筆箱の中をガサガサあさるあたし。
やっぱり見つからない。
あたしは、自分の席から立ち上がった。
窓際で話している愛菜と萌のほうへ歩いていく。
「ごめん、シャーペンのシン持ってない…?」
「ん…?あたし、持ってるよ」
愛菜が筆箱からシンを一本取り出す。
「ありがとう…今度返すわ」
「いいよ…そんぐらい。もらっといて」
気前よく、シンを渡してくれる愛菜。
この二人だけは、
あたしの味方だって信じたい。