七色のクレヨン
―2日後―
私は結果を聞きに母と病院へ行った。
母に許可をもらい
私だけが診察室へ入り、
医者と向かい合うように椅子に座った。
医者はため息をつき、話し始めた。
「率直に申し上げます。」
「あの..私、ただの風邪なんでしょうか?」
「....あなたは白血病です。
すぐに入院して治療を始める事を薦めます」
頭が真っ白になった。。
白血病って確か、結構重い病気だった気がする。
私、こんなに元気なのに。。。
先生誰かとカルテ間違ってるんじゃないの?
色んな事を考えた後、私は恐る恐る口を開いた。
「嘘ですよね!?先生!」
医者ははっきりと言った。
「黒野結花さん、あなたは白血病です」
私は先生が止めるのも聞かず
診察室からフラフラと出ていった。