七色のクレヨン



そうこう言ってるうちに家に着いた。
母は無口のまま私の部屋のクローゼットから、
旅行用の大きなカバンを出した。
その中に私の服を詰め込んだ。
私は何も言えずそこに立ち尽くした。

夕日が沈みかけている。
母は私に
「今日はもうご飯を食べて寝なさい」
と言って私の部屋から出ていった。

私は部屋のベッドに飛び込んだ。
しばらくボーっとしてからケータイを開き
白血病について調べた。



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