三角関係!?


なんて思いながら、正也をボーっと見てたら…


「に、二宮さん!」

「へっ?」


声がした方を見ると、クラスメイトの島崎君がいた。


「あ、あの…もしよかったら、今日一緒に帰れますか?」

「え、えっと…」


正也もあんな調子じゃ一緒に帰れなさそうだし…


「別にいい…」

「悪いけど!姫乃と一緒に帰る奴は俺って決まってるから!!」


えっ……
正…也…?

ビックリしていると、正也が私の肩をつかんで抱き寄せた。


「姫乃の隣は、俺の特等席だから!」

「おい、正也!一回だけ一緒に帰らせてくれよ!!」

「ダメだ!姫乃は俺と帰る!!」


あれっ?
正也と島崎君は仲がいいのかな…?


「蒼太と帰らしたら、何が起こるかわからないからな!」

「なんも起こらねーよ!……ってかさ、正也ちょっと来い!」

「な、なんだよ…?」


島崎君が正也を廊下に引っ張っていった。
何の話だろう?





< 34 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop