三角関係!?
なんて思いながら、正也をボーっと見てたら…
「に、二宮さん!」
「へっ?」
声がした方を見ると、クラスメイトの島崎君がいた。
「あ、あの…もしよかったら、今日一緒に帰れますか?」
「え、えっと…」
正也もあんな調子じゃ一緒に帰れなさそうだし…
「別にいい…」
「悪いけど!姫乃と一緒に帰る奴は俺って決まってるから!!」
えっ……
正…也…?
ビックリしていると、正也が私の肩をつかんで抱き寄せた。
「姫乃の隣は、俺の特等席だから!」
「おい、正也!一回だけ一緒に帰らせてくれよ!!」
「ダメだ!姫乃は俺と帰る!!」
あれっ?
正也と島崎君は仲がいいのかな…?
「蒼太と帰らしたら、何が起こるかわからないからな!」
「なんも起こらねーよ!……ってかさ、正也ちょっと来い!」
「な、なんだよ…?」
島崎君が正也を廊下に引っ張っていった。
何の話だろう?