失ってから気づいたコト。
「つーか、莉緒ってどこに住んどるん?」

靴箱に辿りつくなり、憂季は突然聞いてきた。

「あたし?あたしは、蓮沼だよ。」

「蓮沼!?蓮沼ってウチと正反対じゃん!ウチ、徳波なんだけど。」

「マジで正反対…。」

「でも、そこまで遠いわけじゃないしね!あ、アド交換しよ♪」

「いーよ!」

あたしたちは赤外線でアドを交換した。

「とりあえず、後でメールするねんッッ♪んじゃ、ばいばい!」

「んじゃーね!」

憂季は先に帰っていった。

「んじゃぁ、ウチも帰ろっかな。」と思ってると、

「椎名!!!」と早乙女の声がした。

「あ、ヤバッッ!忘れてたし…。はぁ~。」

「ため息ついてないで、さっさと来い!!!!」

「すんませーん。。」

あたしは職員室に連れていかれるなり、

1時間も朝のことについてさんざん怒られました。。






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