失ってから気づいたコト。
「今日の一時間目は7月にある学年遠足について決める。俺は用事があるから、この件は学級委員に任せる。」

「えぇー!?めんどー。」

くじで学級委員に決められてしまったクラスいちのチャラ男“佐藤駿”が騒いでいる。

「大丈夫だよ!わたし一人でいーよ!」

女子学級委員の“霧島美鈴”がそう言った。

美鈴ちゃんは清楚でかわいい系だ。

「霧島、ありがとー!そんじゃ早く決めよーぜww「「早くー!!」」

「はいはい。とりあえず班どうやって決めるー?」

「「「好きな子同士!!!」」」

「だよね!じゃあいまから男女別れて女子は2、3人組・男子は3人組作って!」



「同じ班になろ!」

前の席の憂季が話かけてきた。

「うん!これ男子と班になるん?」

「もちろんでしょー!」

「え~・・・。アイツとなったらどーしよ。」

マジであいつとなるのは嫌だ。

「だいじょーぶっしょ!きっと。」

5分後・・・・・・

「決めた?次は男女それぞれくじ引いてってねー。班は男女混合だから、同じ数字が書いてある人たちと班だよー。」

ホントに男女混合なんだ。

「早く引きにいこッ!」

と、憂季に言われ腕を引っ張られて行った。

「引くねー!!」

憂季が引いた。

「なんか、嫌な予感がする…。」

「んなことないって!そんじゃあ、いっせのーでで見るよ?」

「「いっせーのーで!!!!」」

くじは4番だった。

「4番だよー。なんか縁起悪ッッ・・・なんてな?ww」

「どんなんww」

「ってか男子はだれだろ?」

「まじで嫌な予感がするんだけど。」

「大丈夫っしょ!!」

憂季の言葉を信じよっかな・・・。


< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop