失ってから気づいたコト。
「班ごとに分かれてー。」

「1班こっちー!!」

「ごはーーんーーッッ!」

「3班おる??」

いろいろな声が飛び交っている。

「4班の人こっちだよー!!」

憂季が声をあげた。

「誰がくるかな?」

「楽しみだねッ。」

すると・・・

「俺俺!俺、4班だよー!!」

どっからか声がした。

「この声って・・・」

憂季がつぶやいた。

「間違いなく、駿だよな・・・。」

「そうや!!駿や!」

いつの間にか、駿が後ろにいた。

「駿かよ・・・。」

まじかー・・・。

「なんでー?そんなに嫌なん??」

駿がしょげた顔で聞いてくる。

「駿と一緒とか絶対問題起きるしー!中学のころもそーだったやん!」

憂季が言った。

「えッ憂季と駿って同じ中学なん!?」

「そうだよー!知らんかったー?クラスも一緒だったし修学旅行の班も一緒だったから」

なんか意外・・・。

「でさ、中学のときの問題ってなに?」

気になる・・・

「そうそう!修学旅行の時さ、ディズニーランドで池にドナルド落したんだよね!面白半分でww」

憂季が思い出したような顔で言った。

「あのときは面白かったなぁ!」

駿ははしゃいでいる。

「そんでウチらの班さ、先公に怒られてしかも翌年からウチらの中学ディズニーランド行くのやめになったらしいよ!駿のせいで!」

「お前らだって笑っとったやん!」

「まぁねwwそういえばほかのメンバーは?」

「あ、たしかに。」

憂季と駿の話に夢中になりすぎて忘れてた。

「あ、そうやー!呼んでくるわぁ。」

駿は走ってどっか行ってしまった。

「まさか、駿にあんなことがあったなんて・・・」

「見たからに問題起こしそうなやつっしょ?それに中学のころはいまよりヤバかったから。これでもおさまったほうだよ!また問題起こさなければいいだけどねー。」

「心配やわぁー。「憂季ー莉緒ー。連れてきたよー!」」

後ろから声が聞こえてきた。振り返ってみてみると・・・

「うわッ・・・。最悪。」

「どんまい、莉緒。」



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