恋のベクトル。
「大体苦労せずに点数取ろう
としている時点で駄目なの」
「…何故ばれたし」
つくづくこの友人は恐ろしい。
「手を動かす!横着しない!
これ鉄則ね」
「…そんな事は分かって
いるんだけれどー」
いざ勉強となるとそう思う
通りに行かないのた。
部屋の掃除しだしたり、
漫画を1巻から読み直したり。
よく言う現実逃避と言う物だ。
「んーまあ頑張ってみる」
そう言ってアタシは食いかけの
タコさんウィンナーを頬張った。