Good-bye my love
それから七枝は私を避けるようになったけど七枝との友情より茂との恋のほうが深くなってました。何ヵ月もの間三人でのデートでも我慢してくれた茂の優しさに心が動いてました。初めての彼氏でそれも六才も年上で二人きりでデートする勇気なかなかわかず少しの間いろんな友達についてきてもらったりしてたら茂に「そろそろ二人でデートしないか、それと俺をお兄さんと呼ぶのは止めくれ彼氏なんだから茂と名前で呼んでくれ」と言われて二人きりでデートが始まりました。茂は高校生の頃に喧嘩ばかりしててヤクザの事務所にも出入りしてて高二で家出して五才年上の女性と同棲して半分ヤクザの世界に入ってたらしく組同士の喧嘩の時にドスでお腹を刺され大きな傷がありました。いろんな問題を起こして少年院にも入っていたこともあったりで裏社会の人とも交友があって親しい友人はほとんどが暴力団の幹部だったりで私は茂にヤクザになって欲しくなかったのでヤクザの道に進むなら私は別れるからと言ってました。茂はそんな世界の人と付き合いをしているのに私に厳しく夜出歩くなとか家の門限を守れとか何かにつけて厳しい彼氏と言うより兄の様な存在でした。茂は何かにつけてプレゼントをしてくれるのが好きで、私はなんだか援助交際みたいで嫌で誕生日とかクリスマスとか特別な時以外はプレゼントはしないでと言うと「ユミの嬉しそうな顔を見たくて俺の楽しみだから」なんて言ってました。私は茂が好きだから一緒にいる時間が一番でした。他に欲しい物はありませんでした。でも私も高校を卒業して仕事を初めてからはなかなか会えない日が多くて毎日電話で話はしてたけど、会えない日が辛くて私から結婚しようと言いました。でももちろん私の親が許してくれるはづはありません。