A Time Limit




「これから最後のSHRを始めるぞ…」




式前は元気だった先生の声も、今はちょっぴり暗めでらしくない。





「先生!
いきなりだけど、昨日私に起こったハプニングを発表します!!」






ありゃ。






本当にいきなりすぎる…。




確かに先生をいつもみたいなテンションに戻したいとは思ったけど、まさかそれが口に出てしまうなんて思ってもいなかった。





「お…横澤、お前に
なにがあったんだ?」



「え、えと…」




ついついどもってしまう私。




そしてなぜかパニックになってきた。



「実は、私昨日、木の上で寝てしまって、
寝ぼけて先生の車にぶつかってしまった…んで…すぅ……」



言っているうちに、自分の話していることがハチャメチャな気がしてきて語尾が小さくなっていった。



「…横澤…お前……
卒業式の日にわけのわからんことを言うな!!」



あ゛?
なぜに私が怒られる?



「…すいませんねっ!」




言いながら座る。








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