A Time Limit
3年間、自分の場所としていつも座っていたこの木での所定位置に座る。
…うん。今日も快晴、良いお天気だなぁー
とか珍しいことを思っていたら、
―ヴヴヴヴッ
携帯が鳴った。
見てみるとお母さんからのメールだった。
『:いつ帰ってくるの
あーちゃんの卒業祝いするぞってパパがうるさいから早くして』
、、、。
まじかよ……
てかお父さんたらいつまで私のことをあーちゃんなんて呼ぶつもりなんだろ……。
あーちゃんていうのは私が幼稚園児くらいだった小さい頃に言っていた一人称で、お父さんが私のことをそう呼んでいた。
あぁもう、恥ずかしいったらありゃしない。