A Time Limit




俺は杏里ちゃんのテーブルに近づいて行った。
そして杏里ちゃんの向かいの椅子に手をかけ、声を掛けた。










杏里ちゃんは笑顔で返事してくれた。










―ドキッ…










やっぱり俺、この笑顔だめだわ……。
かっ可愛すぎるし!!










と思っているのもつかの間、杏里ちゃんは硬直してしまった。









あぁそっか………
第一印象最悪にしちゃったんだっけ…。










だけど、それでもなんとか杏里ちゃんと行動を供にできることになったラッキーな俺。










だけどよかったのかな……
ナンパとか言っちゃって。
またまた印象最悪にしちゃったかも……
っていうか俺どんどん最低な奴になっちゃってません?











でも、杏里ちゃんとは少しずつ仲良くなっているような気がしてた。










だってなんか……杏里ちゃんから警戒してます的なトゲトゲとしたオーラが感じられなくなった。
笑い方も自然な感じで……あーもう、まじ可愛いし!
周りの男が杏里ちゃんをチラ見するのさえなんだか腹立たしい。










俺って…独占欲強かったんだな……。
初めて知ったこんな自分。










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