A Time Limit
「…えっ…?……/////」
真っ赤になる千里くんを見て私はとんでもないこと(?)をしてしまったとここで認識してしまった。
「//////あっ…ごめ……っ」
時すでに遅し。
言ったときにはもう、遅かった。
私まで真っ赤っかなたこさんみたいになっちゃった。
私は私が千里くんに触れてしまったことで起こったドキドキを押さえることに必死で頭を抱えるようにしていた。
『とっ…とりあえず変な空気になっちゃったから謝ろう!』
「千里く「杏里ちゃん」」
んにゃ?
私からこの気まずい空気を直そうとしていたのに、気まずい気持ちになってしまったであろう千里くんに遮られてしまった。
少し、ほんの少し、警戒気味に千里くんを伺い見ると真っ直ぐに私を見据えていてなんだか逸らしちゃいけないような、そんな空気だった。
私はもう一度、今度こそ千里くんと言葉が被らないことを祈りながら口を開いた。
「ご…「ごめん」ね」
はぃ?
え、まじで?
私はまたもや千里くんと被ってしまった。