A Time Limit

距離

時が経つのは早いもので、ナチと2人で海デートをしてから3ヶ月が経とうとしていた。








いや、デートってわけでもないか。








まぁ何はともあれ(?)
そう、季節は夏です!











そしてナチとの関係は…
残念ながらあのときのまま。












や、正確にはあのときよりも遠ざかってしまったかもしれない。













何せあのときあの場所で繋いでいた手を離してから、ナチには会っていない。










というか、連絡さえもすでに取っていなかった。










え?






緊張?








照れ?










いやいや、そんなものじゃないんだ。











なんていうか……







わかるんだ。










ナチには少し近づき過ぎちゃったって。










見えないけれど、彼の周りの空気が私のところまで来て訴えてる。










少し離れようよー












ってな感じで。









……そりゃ、会いたいけどさ。









…寂しいけどさ。









まぁそんな寂しさもあってか、私はお茶会サークルに入った。










内容は茶道のようにお茶をつくって飲む………とかではなく、お菓子とかなんでも好きなものを持ち込んでみんなでわーきゃー語り合う場所。










ガールズトークにちょっぴり似てるかも…?









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