A Time Limit
嘘だ嘘だ嘘だ!!!!
ナチが昔私と会ったことがあるなんて……
―ドキドキドキドキ
わーなんかまたドキドキし始めちゃったよ……
「ねぇナチ…
本当の本当に会ったことあるの?」
「あるよ。
んと……公園、だったかな」
公園……
公園……
公園てもしかして……!
「「とんとん公園。」!?」
ハモった瞬間、2人でぷっと吹き出す。
「なんだ、覚えてたんじゃん♪」
そう言って爽やかに笑うナチ。
『この笑顔、好きだな…』
ナチの無邪気に笑う顔を独り占めしたい、なんて思ってしまう自分がいて……
「そっかぁ。
それで私がナチって
つけたんじゃなかったっけ?」
なんだか徐々に幼い頃の記憶が蘇ってきた私。