ちっちゃなボク。
そのセンパイの言葉は現実になった。
俺はレギュラーに選ばれた!!
「おめでとう智章」
センパイはにっこり笑った。
「センパイ、ありがとうございます」
嬉しすぎて心が躍ってた。
でも、知ってしまった。
センパイに、彼氏ができたってこと。
「えぇ!?美菜センパイ、
キャプテンと付き合ってるんすか」
俺の友達が残念そうな顔をする。
「おいおい、美菜を誘惑すんなよ!!」
キャプテンが友達にデコピンする。
美菜センパイが恥ずかしそうに笑う。
俺は立ち尽くすことしかできなかった。