双子☆Love Another Story
「……なぁ。」
「……うん、なぁに?」
佑樹は、私の頭に手を置いた。
「……今日、帰したくないって言ったら変か?」
あまりに色っぽい顔で言うから、ドキドキが激しくなった。
「……へ、変じゃないけど。」
「……梨香が欲しい。」
……私が欲しい?
……で、でも、まだ心の準備が出来てないし、
今日は遅くなれないし……
「バーカ。冗談だよ。焦らなくても、もう梨香は俺のモノだしな。」
「……佑樹は私のモノ?」
「……当たり前。」
佑樹はそう言って、私にキスをした。
……普段より長い。長いんだけど、普段より甘い。