双子☆Love Another Story

「いただきます。」





「どう?おいしい?」





「はい!ものすごくおいしいです!」





「よかった!どんどん食べてね?」





何か、私の出る幕なしって感じ。





……佑樹ともっとしゃべりたいな。





「ほら、お父さんもそんないつまでもムスッとしてないで、何か話したら?」





静かに食事をしているお父さんにお母さんが話しかけた。






「川瀬くんだったね?」





「はい。」





「……梨香のこと、ちゃんと好きなのかな?」





私はその発言に思わず目を見開いた。





「ちょっと、お父さん、何言って……「はい。」」





……って、佑樹も何答えてるのー?

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