双子☆Love Another Story
「今日はどこに連れてってくれるの?」



結花は僕の手を握り直しながら尋ねる。



「今日はね、昼間は買い物して、それから夜はイルミネーションを見に行こうかなって。」




いつもデートのプランは僕の担当。



結花は、どこに行ってもニコニコしてくれてる。




「そっか……。」



僕のプランをおおまかに言うと、昼の間はデパートで結花とショッピングをして、



日が暮れかけてきたときに、イルミネーションを特別点灯してる場所に二人で行くっていう感じ。




プレゼントには、ちょうちょを型どったネックレスを用意してるんだ。



いつ渡そっかなぁ。




「ねぇ……悠斗。そこに私のプランを一つだけ入れてもらっていい?」




「……結花のプラン?」



結花がそんなことを言うなんて珍しい。




「……イルミネーションを見たあと、私の家にお泊まり。」



「……えっ?」



何て言ったの?
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