双子☆Love Another Story
結花の家にお泊まり?
「だ、だって、結花の両親は……」
「今日からお父さんが出張でね、お母さんも友達と旅行でいないの。」
「……そうなんだ。」
結花の家にお泊まりってことは……
「……結花?」
「……ま、まぁ、あんまり深く考えないで。悠斗と一緒にいたいだけだから。」
深く考えないでって言うと、墓穴を掘ってる感じがするよ。
結花も少しは意識してるってことでしょ?
「……とりあえず、そのプランを織り込むってことで。行きましょ?」
「……うん。」
僕は、結花のことが大切だから、そういうことは無理にしなくてもいいって思ってた。
男と女じゃ、責任も傷つき方も全然違うから。
いつか、自然にそうなればいいかなって。
……でも、結花に誘われて、しかも二人っきりで一晩過ごすって
我慢できる自信なんかないよ。
……どうなるか分からないや。