双子☆Love Another Story
結局、昼間の買い物はお互いに上の空。
変に意識しちゃって……
「……綺麗ね。」
「うん……そうだね。」
イルミネーションを見て、二人で感想を言い合ってる。
一応家に電話したら、軽くOKをもらった。
「すっかり遅くなっちゃった。」
時計は10時をさしてる。
「みんな、クリスマスに考えることは一緒ね。」
「仕方ないよ。クリスマスは街もそういうムードだからね。イルミネーション、実際に綺麗だったでしょ?」
「……えぇ、とっても。」
僕たちは、手を繋いで結花の家に向かって、静かな夜道を歩いた。