双子☆Love Another Story
そして約束の日。
「……うん。これなら2人をよく知らない人じゃないと見分けがつかないと思う。」
朝から梨香がやってきて、僕と佑樹をコーディネートしてくれていた。
「……何か優介と同じ格好って変な感じだな。」
「うん……。」
今までは、髪の色が違ったし、服なんかも違ったから、あんまり気にならなかったけど、
頭の上から足の先までこう一緒だと、やっぱり僕たちは双子なんだなって。
鏡見てるみたい。
「……じゃ、行こっか。」
僕は佑樹にそう言った。
「あぁ。上手くいくといいな。」
僕はその言葉に、力なさげに微笑んだ。