双子☆Love Another Story
僕が、約束の15分前に駅前に行くと、すでに洋子ちゃんは待っていた。




……普段着だと、また違った印象を受ける。




「ごめんね。待たせちゃって。」




「あっ、先輩!いえ、全然待ってません!それにまだ約束の時間じゃないし、先輩が来てくれただけで嬉しいですから!」




……何だろう。この気持ち。




「……じゃあ、行こっか。」




「はい!」




……きっとこの子なら。




そんな感情が芽生え出していた。
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