双子☆Love Another Story


食事が半分ぐらい進んだころ、僕は立ち上がった。




「ごめん、ちょっとトイレに行ってくるね。」




「あ、はい。」




洋子ちゃんはとても美味しそうにスパゲッティを食べているようだった。





「ごめん。佑樹、梨香。」




「おせぇよ。トイレの前に通路がなかったらと思うと、少しゾッとする。」




「佑樹ね、さっきから腹へったばっかり。それに今日は優ちゃんみたいだから、違った種類の女の子たちから声かけられるんだよ?隣に私がいるのに……」




トイレに入る前にあるベンチに2人は座っていた。




「ごめん。頃合いがなかなかなくてさ。」




「まぁ、いいけどさ。さて、じゃ行ってくる。」




佑樹はそう言うと、洋子ちゃんの待つテーブルに向かっていった。




「優ちゃん、ここから見てよ。」




「うん……。」




「大丈夫だよ。きっと上手くいくから。」




梨香はそう言って僕の隣で笑った。


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