双子☆Love Another Story
「……また、今日も焼きそばパン一個だけですか?」
「うん。」
とは言っても、ちゃんとお弁当を持ってくる彼女とは違い、僕は最近焼きそばパンを食べるだけだけど。
「……そうだ!」
「わ、どうしたの?」
彼女が突然、大きな声を挙げたのでびっくりしてしまった。
「明日から、先輩のお弁当も作ってきていいですか?」
「……えっ?」
彼女の目は、真っ直ぐに僕をとらえ、キラキラ輝いている。
「……いいの?」
「はい!あ、おいしくできるかどうかは分からないけど……」
「いや、洋子が作ってくれたものなら、きっとおいしいよ。」
僕がそう言うと、彼女の顔が赤くなった。