双子☆Love Another Story
「……優介?」
「……よくできました。」
僕は、そう言って彼女の柔らかな髪を撫でた。
「今度からちゃんと優介って呼んでね?あと本当に敬語も禁止。約束。」
「……うん!」
……好きだなぁ。洋子の笑顔。
「あ、もうこんな時間か……」
ふと時計に目をやると、もう昼休みが終わろうとしている。
時間が経つのが早い……
「……お弁当、楽しみにしてるね。」
「……頑張る!」
……本当はこの後サボりたい。
……キスもしたい。
……本当は僕が一番、臆病なのかも。