双子☆Love Another Story
「でも、優介はあんまりご機嫌じゃないね。」
「……分かる?」
「そりゃあ、優介の親友ですから。」
僕がその言葉に微笑み、悠斗に相談しようとしたときだった。
「あれ……次って数学じゃなかったっけ?」
入ってきたのは、担任の国語の先生だった。
「……うん、そのはずだけど。」
「えー、次の数学は先生が体調不良でお休みなので、自習になった。静かに自習しておくこと。学級委員、頼んだぞ。」
「はーい。」
……願ってもないチャンス。