からっぽの恋
カーテンの隙間から
外を覗く。
見渡す限りマンションや
ビルがそびえ立つ。
北海道には無い光景。
自分がこれから住む場所。
同じ日本なのに
全くの別世界。
「怖い?」
何が?
高さ?
場所?
これからの事?
耳元に響く声は
低く、心地よかった。
「別に…」
心を見透かされた様だったが
平然を装って答えた。
気がつけば
彼は起きていて
私の後ろから覆い被さる様に
立っていた。
外を覗く。
見渡す限りマンションや
ビルがそびえ立つ。
北海道には無い光景。
自分がこれから住む場所。
同じ日本なのに
全くの別世界。
「怖い?」
何が?
高さ?
場所?
これからの事?
耳元に響く声は
低く、心地よかった。
「別に…」
心を見透かされた様だったが
平然を装って答えた。
気がつけば
彼は起きていて
私の後ろから覆い被さる様に
立っていた。