からっぽの恋
私の両親は仕事一筋の人間。

ほとんど家にいない。

だから、小さい時から

一人の時間が多かった。


私の名前も

赤ちゃんで小さかったから

小さいの『ちい』

子供ながらの好奇心は

大きな傷を残すだけだった。





両親は私に興味が無さそう。

学校関係も

自分達に不便が無いように

幼稚園から大学まで

エスカレーター式の所に

入れられた。



いつしか、勉強することが

暇潰しになっていた。
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