からっぽの恋
食べ終わったら

二人で後片付けをした。



「かなり焦ったよ…
自信作だったし。」

春は苦笑いした。


「……ごめんなさい。
ビックリしたの。
凄くおいしかった。」


「よかった〜
何か一仕事したって感じ。」



直ぐに返事しなかったから

春は勘違いしたんだ…


悪いことしたな。

















「……また、食べたい。」

「へっ!?」






ガシャーン








春が拭いていた皿を落とす。



「優?」


片付けようとしたが


「ごめん、ごめん…
危ないから、僕がやるよ。」


私はソファーに座らせられ

春は後始末をする。





私…図々しこと言ったかな?


あれ……








考え込んでると春が来る。


「ビックリさせちゃったね。
怪我はない?」


「大丈夫。優は?」


「僕も平気。」



笑って春は私の隣に座る。



あれ


















いつも、向かえに座るのに。
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