からっぽの恋
外にでるといい天気だった。

ちいは空を眺めてる。


「天気よくて良かったね。
すっかり春だし。」


ぽかぽかしている。

昼寝でもしたら最高だな。


「優が…春って言うと…何か変。」


いつの間にかちいは僕に視線を

向けていた。


「そうだね…一応僕の名前だしね?」


僕がクスクス笑うと

ちいも顔がほころぶ。









ほら















「そう言えば、何で春って名前にしたの?」


「大した事じゃないよ。
決めたときが…春だっただけ。」


「そっか…」


ちいが優しく微笑む













やっぱり


















僕はちいの変化を


ちゃんと気付いてる。












綺羅は?
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