からっぽの恋
一年前



私はこの部屋を出ようとした。



通学にも便利だし

部屋代等生活費が

かからない…


都合のいい生活





何より

綺羅が言った











『恋を教えてやるよ』













新しい光が差し込んだ気がして


ワクワクした。












でも、そんな生活は

半年ほどで幕を閉じた。



待ってみたけれど

変化はやってこない…








だから












終わりにしようと思った。
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