からっぽの恋
綺羅と視線が合う。



綺羅は突っ立ていた。

そのまま、動かず

固まっている。









「綺羅?」


私は振り向いて

綺羅と直接、目を合わせる。

それでも動かない。



あれ?



私は不思議に思い近づいた。


「綺羅?…ごめんね。
起こしちゃった?」


声をかけても返事がこない。




また、怒らせてしまったか…

心配しなが綺羅に触れてみた。













ビクッ












綺羅が反応した。

慌てた様子で

脱衣場を出てドアを閉める。


「綺羅?」


私は未だに不思議だった。

綺羅の行動が理解できなかった。
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