からっぽの恋
私はこれ以上

綺羅を怒らせないよう

慎重だった。


「綺羅…ごめんね。
シャワー浴びに来たんだよね?
直ぐ空けるから、ちょっと
待ってて。」


私は急いで服を着た。


「あっ…いや……ゆっくりでいい。
リビングに居るや。」


「分かった。」


何だかぎこちない声だったな…

不思議に思うも急いで着替えた。

怒ってはなさそうだけど…

今日一日、穏やかに過ごせるか。

それだけが気がかりだった。
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