天に咲く花
パニくって、手錠を外すように言う以外に言葉が出ないあたしを見てまた笑う。
『そんな引かんでも(笑)ちょっとからかってみただけやん。』
そう言って手錠を外した。
『最悪二度関わらないで』
勢いよく立ち去ろうとした時“パキッ”何か踏んだ
『あ゛~』
何足を静かに上げると売り物らしきシルバーのリング。
『ご、ごめん本当にごめん弁償するから』
慌てて壊れたリングを拾いあげると、それをサッと取り上げて
『別にええよ』
そう言ってニコッと笑った。
『ダメだよ払うからいくら』
『これも違う形に生まれかわれるから大丈夫。それに、壊れたの買ってもらっても使ってもらえんなら意味ないしな。気にせんでええって…
でも、気が済まへんなら、作り直したのを買ってもらおうか』
『それってアンタは損しないの』
『別に損はせんけど、たまにココに遊びに来てくれればええよ。ヒマな時に話し相手になってや。』
『わかった…』
『そうやデザインは何か欲しいのあったら言ってな。リング以外の物でもええし。』
『じ…じゃあ花がいい。花のネックレス。』
『オッケじゃあ、出来上がったら渡すから、たまに顔出してな。』
『そんな引かんでも(笑)ちょっとからかってみただけやん。』
そう言って手錠を外した。
『最悪二度関わらないで』
勢いよく立ち去ろうとした時“パキッ”何か踏んだ
『あ゛~』
何足を静かに上げると売り物らしきシルバーのリング。
『ご、ごめん本当にごめん弁償するから』
慌てて壊れたリングを拾いあげると、それをサッと取り上げて
『別にええよ』
そう言ってニコッと笑った。
『ダメだよ払うからいくら』
『これも違う形に生まれかわれるから大丈夫。それに、壊れたの買ってもらっても使ってもらえんなら意味ないしな。気にせんでええって…
でも、気が済まへんなら、作り直したのを買ってもらおうか』
『それってアンタは損しないの』
『別に損はせんけど、たまにココに遊びに来てくれればええよ。ヒマな時に話し相手になってや。』
『わかった…』
『そうやデザインは何か欲しいのあったら言ってな。リング以外の物でもええし。』
『じ…じゃあ花がいい。花のネックレス。』
『オッケじゃあ、出来上がったら渡すから、たまに顔出してな。』