鳥籠の姫
「もういい。それ以上言うな!!」
そういって抱きしめてくれた陸くん。
彼の腕の中はすごく暖かくて...
とても心地がよかった。
「俺は梓のことが大好きだ。
だからお前が産まれてよかった。」
そう言ってくれる彼の声は震えてて
だけどすごく暖かかった。
「あ、ありがとうっ。」
そう泣きながらお礼をいった。
私は彼をすごく愛していた。
そして彼も私を愛してくれた。
いつしかお互いの存在が
必要不可欠になっていたのだった。