きみとまた、屋上で


「日向ーッ」
「リツ?
どしたー?」

5組まで来た私
男子の中にいた日向を呼んだ私は少しKYかな、なんて


「日向、私と進路
一緒なんだってー♪
いぇーぃ!」
ハイタッチ
日向と私は軽く親友

「日向ッてびよッ」
美容師ッて言おうとしたら
頭叩かれた


「誰にも言うなよーッ?」
「あ、はぃー
なんでッ?」

言ったらいーのに


「別に
つか太陽もなにいってんの…」

ッて頭抱えてる



「太陽、大学だもん…
受験で暫く遊べないし、
クラスも違うし嫌だー…
でも、邪魔できないでしょ?」

だから2ヶ月我慢、


「一緒に帰りゃいーじゃん
リツが太陽家まで送ったらさ
会えんじゃねーの?」



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